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InDesign 透明効果使用時の、カラーモードによる見た目の変化

DTP(Desktop Publishing)で印刷物を作るとき、ぼくはAdobe InDesignで枠組みを作り、その上にIllustratorやPhotoshopデータを貼り付けて制作することが多い。印刷物なので入稿に使うPDFファイルのカラーモードは基本CMYK。でもこれをWeb上で共有するにはRGBモードに変換する必要がある。とは言え、変換のために何か特別な手順を踏むわけではなく、InDesignの「PDF書き出しプリセット」に入稿用とWeb共有用の2つを用意しておいて、それぞれ書き出すだけ。とっても簡単。

先日「センターだより44号」を作ったとき、入稿用とWeb用のPDFの見た目が大きく違っていて驚いた。例によってネットで情報を探ったところ、透明効果が原因という結論に。なるほど〜、そりゃそっか〜、って思わなくもないけど、それにしてもあまりに大きな違い。以下、具体的な見た目をご紹介。

1. Illustrator上で透明効果を設定した場合

InDesignに配置したPhotoshop写真の上に、「スクリーン」や「オーバーレイ」を多用したIllustratorタイトルを乗っけた。これがまぁ見事な変化を見せてくれる。

「ひらふく」の文字は「スクリーン」で、そこまで大きな変化はないが、「オーバーレイ」を設定した部分は、白か黒か、というくらいに大きな差が現れた。これではどうしようもないので、最終的にはIllustratorタイトルをPhotoshop写真に乗せてから、InDesignに貼り付けることで解決した。

2. InDesignで透明効果を設定した場合

配置したPhotoshop写真(バックの薄いInstagramアイコン)に対し、InDesign上で透明効果をつけた。これも雰囲気がかなり変わる。

これも、最終的にはPhotoshop上で透明効果を確定させた上で、InDesignに配置した。

完成した「ひらふく地域づくりセンターだより44号」はこちら

3. 結論

CMYKとRGBで同じ見た目を保つためには、InDesign上で特殊な透明効果をつけてはいけない。また、特殊な透明効果を持つデータを配置してもいけない。

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