現像で何とかしたくなる写真ナンバーワンはこれじゃないかと。
青空バックで被写体真っ暗。
同じ逆光写真でもバックを白く飛ばして良いなら、撮影時にプラスの露出補正を掛けるべき。その方が肝心の被写体の色が綺麗に出るからね。でも青空を残したいならプラス補正のやり過ぎは禁物。特にJPEGは白飛びさせると色が戻らないので、撮影時は露出補正せずに、露出の山を中央付近に置いといて現像で料理するのがオススメ。
ただ今回取り上げたこの写真の場合は、RAWの力を信じてもう少しプラス補正しとけば良かった。暗部ノイズが結構強めだったから。でも現像で何とか良い色が出てくれてホッとした。現像が楽しいって感じるのは正にこんなときよ。
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現像の中身についてはもうスクリーンショットで見て欲しい。
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- ハイライトを下げ、白レベルを上げて、ハイライト領域を広げる。
- シャドウと黒レベルを共に上げて、シャドウ領域をなくす。
- 明瞭度を下げて、コントラストを下げる。
- かすみの除去を上げて、メリハリをつける。
この「黒レベル+60」ってのは普段あまりしない。ほとんどしたことないと思う。普通こんなんしちゃうと全然締まりのない絵になる気がする。
ちなみに同時記録のJPEGからでもほとんど同じに現像できた。そういう意味で撮影時の露出はこれで正解だったのかも知れない。
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ついでに言うと、2018年の年賀状はこれで作ったんだけど、、
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このときの現像はもっと明るかった。シャドウ+100の黒レベル+100とか、普段じゃちょっと考えられん。印刷物はホントーに明るさが命ってことだね。