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Intel Mac

Intel MacとAppleSilicon Mac

これから書くのは、上記2種類のMacの動画データに対する挙動の違いについて。

ぼくがこれまで使ってきた Intel Macでは4:2:2 10bit 動画データはプレビューできなかったけど、AppleSilicon Macではすんなりプレビューできて驚いちゃった、って話。ただし、手持ちのMacで調べただけなので、その境目が必ずここにあるという確証はない。

実際に試した4台のMacは以下の通り。

  1. Intel iMac (27-inch, Mid 2010) [2.93 GHz Intel Core i7](2010年11月購入)
  2. Intel MacBook Pro (15-inch, Mid 2018) [2.6GHz Intel Core i7](2018年8月購入)
  3. M1 MacBook Air (13-inch, 2020) [Apple M1](2020年7月平福地域づくり協議会購入)
  4. M3 MacBook Pro (14-inch, Nov 2023) [Apple M3 Pro](2023年12月購入)

2010年11月に上記1.のiMacを購入してからぼくは動画の世界にハマった。その後、2012年の年末に念願の動画機 LUMIX GH3を購入し、次のGH4(2016年5月購入)までは一番重たいデータでも 4:2:0 8bit だったので、1.のiMacで特に問題なく扱えてた。2018年8月に購入したGH5で、4K 4:2:2 10bit を扱うようになって状況は一変。iMacでプレビューできないばかりか、同時期に新調した 2.のIntel MacBook Pro でもそれはプレビューできなかったし、プロキシ作ってからでないと編集作業もまともにできなかった。そういうものなんだ、と。Macでは4:2:2 10bitデータは敷居が一段上がるんだって、そのときぼくは解釈した。

ちなみに同じ 10bit でも 4:2:0 なら普通にプレビューできる。GH6(2022年11月購入)の 5.8Kデータでさえ 4:2:0 なのでプレビュー可能(少しもたつくけど)。つまり、4:2:0 と 4:2:2 の間にその境目があるんだという認識で落ち着いた。

でも、今回、新しく購入した4.のM3 MacBook Pro で同じ動画データにアクセスしてみたら、あれ?普通にプレビューできてる!え?もしかしてこのデータ、4:2:0 だっけ?って思わず再確認。いや、間違いなく 4:2:2 のデータだ。円安でバカ高いのを無理して買ったMacだから、ストレスなく動画を扱えるようになることはもちろん期待してたけど、4:2:2データをFinderでプレビューできるのは全くの想定外で面食らった。

で、まさかと思い、地域づくり協議会所有の上記3. M1 MacBook Airでも試してみたら、なんてコト!普通にプレビューできてるし。全くストレスなくサクサク動いてるし。メモリ8GB、ストレージ256GBなので動画編集までは試してないけど、それでもこの事実はぼくにとってかなり衝撃的。だってね、2.のIntel MacBook Proは購入価格 39万円、2年後に地域づくり協議会で買った3.のM1 MacBook Airは115,280円。それを3台買って計34.6万円。いやもちろんメモリもストレージも全然違うから、その比較に意味がないことはわかってる。でも。でも。

あれ?なんか話が変わってる? そうね、そう言うことじゃなくって、ここで言いたかったのは、あれほど敷居が高いと感じていた 4:2:2 10bitデータが、最初のApple Silicon M1の無印バージョンで、何のストレスもなくスルスルとプレビューできてるってことの驚きよ。これまで撮影した動画をパソコン画面で確認するには、パソコンに読み込むだけじゃダメ、動画編集ソフトに入れなきゃ見ることもできないっていうストレス。先日大阪まで撮影に行って、リハで撮った動画を本番前に確認したかったけど、読み込みに時間かかって途中で諦めた!あのとき感じたあのもどかしさは一体なんだったのか!?M1 MacBook Air借りて持って行ってれば、カード差し込んで、ファイル選んで、スペースキー押せば見れたじゃん!確認できたじゃん!ええっ!?まったくなんてコト!!

こうなると、M1 MacBook Air での動画編集が果たしてどんなものなのか、俄然興味が湧いてくる。でも、今となっては時間の無駄だし、これ以上深追いしても傷付くだけのような気がするのでやめとこう。4:2:2 動画データがコンシューマ向けに広まったのはGH5がキッカケではなかろうか(個人的見解)。もしかしてAppleは、その後のApple Siliconへの切り替えを踏まえて、敢えてIntel Macでの同データプレビュー機能を実装しなかったのかも知れない。うん、きっとそう。そうに違いない。そういうことにしておこう。うん。うん。

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