夕方、古民家ご夫婦が(りょ)を川遊びに連れ出してくれました。
約一時間後に迎えに行くと、バケツにいっぱいの漁の成果が。
魚、カニ、カエルに混ざってひと際異彩を放っていたのが、このイモリでした。
(りょ)が言うので仕方なく一旦は持ち帰って、飼い方なんかを調べてみたけど、
頻繁に水換えが必要とか、餌にも気を使う必要があるとか、結構大変そう、。
ホームセンターに飼育用の入れ物を買いに行こうかと一度は考えたけど、
やはりここはひとつ(りょ)を説得してみようかと。
「イモリさんもやっぱりお家に帰りたいんとちゃうかな」とか
「お父さん、お母さんに会いたいんちゃうかな」とか
そしたらだんだんその気になってきたのか(りょ)も、
「おともだちに会えんかったらさみしいしね」とか言い出して、
説得は無事成功。
ただ父ちゃん自身、最初はちょっとグロテスクと感じてたイモリも、
見てるうちに何だか可愛く思えてきて、ちょっと後ろ髪引かれる思い。
まぁでも、また会えるかも知れんし、
飼うのは(りょ)が自分でお世話ができるようになってから、と思い直しました。
父ちゃんが世話をするのは、今は金魚とメダカで十分。
真っ暗な夜道を、古民家ご夫婦のお宅まで車を走らせ、
懐中電灯片手に川縁に降りてイモリをもといた川に戻してやり、
ご夫婦に事情を説明してから帰宅したのでした。