ぼくが今メインで使っているカメラは、RICOH GXR と RICOH GR Digital3 です。
GXR は、カメラユニット交換式となっていて、現在4つのカメラユニットが発売されていますが、
ぼくが所有しているのは「GR LENS A12 50mm F2.5 Macro」と「GR LENS A12 28mm F2.5」の2つです。
「50mm」は2010年5月に、「28mm」は同11月に、それぞれ購入して、以来ずっと機嫌良く使っておりました。
ところが、これまではjpgオンリーで撮っていて気付かなかったのですが、
最近rawで撮るようになって、問題点が二つ発覚したので、以下それについて記載します。
問題点その1、ホワイトバランスについて。
同じ被写体を同じ条件下で、50mmと28mmの両方で撮影し、
同じ条件でraw現像したら、全く違う色合いに仕上がる。
比較のために、
iMac27インチの画面に表示させた写真をそれぞれのカメラユニットで撮影し、
Aperture3に取り込んで並べてみました。
上2枚が28mm、下2枚が50mmで撮ったもの、そして、
左2枚がraw、右2枚がjpgで撮ったものです。
jpgはカメラのホワイトバランスを昼光に設定、
rawはAperture3のホワイトバランスをプリセットの昼光にそれぞれ設定しました。
ちなみにAperture3のホワイトバランスでプリセットの「昼光」を選ぶと、
色温度 5500K、色合い 10、にセットされます。
左上の一枚だけちょっと色合いが違うと思いません?
さて、それぞれ個別に見てみると、、
下の2枚はどちらもjpgで撮ったもので、上が28mm、下が50mmです。
わずかに色味の違いはありますが、まぁ許容範囲かな、と。
で、次はrawの2枚、上が28mm、下が50mmです。
う〜ん、、ちょっと、許容したくない感じ、でしょ?
試しに、28mm-rawとデスクトップ画面を比較するとこんな感じです。
魚のオレンジ色も周囲のグリーンも実際よりかなり派手に出ています。
これを色合わせしようとすると相当苦労します、というか、ちょっと無理かも。
実際 28mmのrawで撮ったものは、これまでもホワイトバランスの設定で苦労することが多かったのです。
何でこんなに合わせ難いんだろ?ってずっと思ってました。
それに比べて50mmで撮ったものは割とすんなりと合ってくれて、、
あれ?じゃあ2つで同じものを撮り比べたらどうなるんだろ?、と試してみたらこんな感じ。
この場合、やっぱり28mmが問題だと思うのですよ。
どうですか? > リコーさん。
追記:
色合わせをしてみました。
まずはターゲットをグリーンに絞って合わせてみると、こんな感じ。
色温度 5800K、色合い 100
魚のオレンジ色がもう赤に近いド派手さです。
そもそもこの色合いというパラメータ、スライダーで変更できるのは-50から+50までなんですよ。
そのことからもこの100という設定値がどれほど異常かがわかります。
そして、魚のオレンジに絞って合わせてみると、、
色温度 4000K、色合い -30
グリーンの派手さもすごいけど、それ以前に魚の白がもう白じゃないし、。
いずれもかなり無理のある色合わせだと思うのです。
もちろん合わせ方なんて他にも方法はいろいろあると思うし、
目視でのこんな色合わせに一体どれだけの意味があるのかも不明ですが、
それでもやっぱり、これではちょっと使い辛い、というか使えない感じです。
ちなみに、グリーンとオレンジの両方を合わせようとしても無理でした(ぼくには)。
ということで、やっぱり問題は28mmの方にあると思います。> リコーさん。
というか、やはり個人的には、50mmの方をこの28mmに合わせてもらうと困ります。> リコーさん。