[study of the movie]というタグを新たに作りました。動画のお勉強。ぼくのように一眼カメラを使った動画撮影にまだ不慣れな人たちと情報をシェアできたらいいな、と思いまして。まぁ本当にシリーズ化されるかどうかまだ分かりませんが、。
さて、その第一弾。シャッタースピードについてです。
動画を撮るのに最適なシャッタースピードというのがあるのをご存知ですか?
写真を撮る場合、どちらかと言えば(ぼくの場合は)絞りの方が重要でそれによってシャッタースピードが決まるという、つまり絞りに付随してその値が、、まぁハッキリ言っちゃえばシャッタースピードなんて別にどうでもいいよ、という感覚がぼくの中にはありました。でも、動画の場合はそうじゃないらしいです。「180度シャッターの法則」とか呼ばれているそれによれば、「フレームレートの2倍」分の一というシャッタースピードが最も望ましい、とのこと。つまり、24pなら1/50秒、30pなら1/60秒、60pなら1/125秒ということらしいです。そんなの、ビデオカメラを使ってた頃は考えたこともなかった。
「Dear HIRAFUKU Children」を作ってた頃、そのことは一応座学として知ってはいたけど、本当にそうなん?別にそんなに違いはないんじゃないの?と疑ってましたし、そもそも使ってたカメラが動画に関してはマニュアル設定できないGF1だったので、まぁ別にいいじゃん、そんなことに目くじら立てる人なんているわきゃないし、と無視してやってました。で、出来上がった動画は、確かによく見れば、子供たちが飛び跳ねたりするシーンではちょっと違和感あるかもね、でも言われなきゃ分かんないレベルじゃない?とか。水しぶきがやけに綺麗な球体で不自然と言われればそうだけど、これはこれでキラキラしててむしろ面白いんじゃない?とか。
とか言いながら、でも昨年末にGH3を入手するにあたり、いの一番に注文したのが「L.C.W Fader-ND Digi Pro-HD」という可変NDフィルターでした。明るい場所でも絞りを開けた状態で上記シャッタースピードを維持するのに必要不可欠な機材。だってね、折角GH3で撮るんだもの、ちゃんと撮りたいじゃん、ねぇ。とは言え、やっぱり少し納得できてない部分が自分の中にあるのも事実。本当にそうなん?その法則を破ったら本当にダメなん?
という訳で、とりあえず雨模様の今日、雨樋を流れ落ちる水をそれぞれのシャッタースピードで撮影してみました。
ちなみに、24pで1/6秒とか1/13秒とか、60pで1/15秒とか1/30秒とかありますけど、、よく考えたら24pで1/24秒未満、60pで1/60秒未満のシャッタースピードなんて使えるはずがない、という事実に気がついたのは動画をアップした後で。ちょっと恥ずかしい。まぁこれも勉強ということでそのままにしてます(というよりやり直すのが面倒)。カメラもよくできたもんで、24p-1/6秒と60p-1/15秒では4フレームずつ、24p-1/13秒と60p-1/30秒では2フレームずつ、きっちり同じコマが並んでおりました。いやさっすがGH3!!(恥ずかし!!)(赤面)
24p Movie – Comparison of shutter speed
httpvh://www.youtube.com/watch?v=9vC26bCWekA
60p Movie – Comparison of shutter speed
httpvh://www.youtube.com/watch?v=uolzwF912wg
個人的な結論としては、確かに法則に則ったシャッタースピードあたりが一番自然な見え方のように感じました。ただ、水しぶきに関してはそうかも知れないけど、他はどうなの?という疑問はまだ少し残ってます。全く動きがなければシャッタースピードなんてそれこそ何でもいいはずだし、と考えれば、動きの量に応じてその許容範囲は変わってくる、ということになるのでしょうかね。動きの少ないうちの子なんかが被写体の場合だと、そんなに神経質にならなくても良いのかな、という気もしています。