昨年来の懸案だった作業がようやくひと段落しました。
「平福文化と観光の会」が昭和55年に自主制作した8mm映画のDVD-Video化です。
その名も『宿場町ひらふく 600年の今昔』。
昭和55年は西暦で言えば1980年、つまり今から30年も前に制作された映画で、
その当時の地元の有志が集まって、それぞれの持ち味を発揮して作られた、54分もの長編大作です。
その内容はと言えば、決して記録映像をただ繋いだだけのものではありません。
四季折々の映像が細かな編集で繋がれており、全編においてナレーションと音楽もついてます。
カメラワークもアイデアに溢れており、とても素人集団が作ったとは思えない出来栄えなのです。
最初に見せてもらったときは、ちょっとした感動すら覚えました。
でもぼくが観たのはVHSビデオテープに録画されたもので、その映像は暗くとても見辛いものでした。
原盤のフィルムは劣化が激しく、今、映写機にかけると編集した箇所で切れてしまうかも知れない。
このままでは上映の機会がどんどん減っていって、いずれ忘れ去られてしまう。
そんなことになったらあまりに勿体無い、何とかしたい、、ということで、
映画のデジタル化について、会代表の方に話を持ちかけたのが去年の夏のことでした。
ネットで業者を選定し、見積もりを取り、会にその費用負担を承認して頂いて、
送られてきたデジタルデータをDVD-Video形式に変換、もちろんメニューもつけて、
パッケージも市販のDVDらしく作ってみました。
で、とりあえず30セット欲しい、とのご要望に応じて、それを本日納めてきた次第。
ヤレヤレ、これで少しホッとしました。
DVD盤面のデザインは、左が最終版で、右が却下された第一案。
第一案では、8mmフィルムのリールを写真に撮ってそのまま使ってみました。
貼ってあった手書きのシールもそのままに。
面白いと思ったんだけどなぁ〜、。
絶対!右の方が良い!!
アハハハ、賛同頂いて嬉しいです、ありがとうございます。
まぁ会にはご年配の方が多いので、あまり突飛なものはちょっと、ということなのでしょう。仕方ないですね。